テロの日

*平成14年掲載


2001年9月11日(日本時間9月12日)は忘れられない1日となりました。

は2001年度は生協50周年ということで旅行センターでは海外キャンペーンを行い、海外旅行が絶好調でした。秋の旅行シーズン、そして生協では一番需要のある12月を控え、今後ますます利用が増えそうな状況の時でした。

「おい、俺はどうすればいいんだよ」 最初の電話は当時の南庁舎某所属の人から。当日アメリカのディズニーワールドへ出発する予定だったがテレビのニュースを見てどうしたらいいかわからず電話。実際、成田空港も航空会社も旅行主催個所も大混乱で全く電話が繋がらない状況。とりあえず飛行機は飛びませんので旅行は中止との説明をすると、「有給もとって旅行の準備もしてるのに、今さら家にはいられないからどっか予約して」とのこと。大至急で北海道を手配し千葉駅で待ち合わせ。喫茶店で旅行の内容を説明してクーポン券をお渡しすると「世話かけたね」とコーヒーをごちそうしてくれました。

午後からは海外旅行のキャンセル、キャンセル、キャンセル、キャンセル、キャンセル。

さらに国内でも飛行機を利用したツアーのキャンセルが相次ぎ、さらに今海外行っているお客様(ニュ−ヨークではない)の家族より、きちんと帰ってこれるのでしょうかとの問い合わせ。

翌日にはなんとハワイで結婚式をするカップルとその家族が出発する予定でしたが、これもキャンセル。ご主人は比較的冷静で「しょうがないですよね」と言ってくれたが奥様はどう思ったのか。

散々な一日でしたが唯一うれしいことといえば、国内旅行への振り替えも生協へお申し込みいただいたこと。グアムをやめてハウステンボス、ヨーロッパをやめて北海道から信州までの東日本縦断旅行、カナダをやめて千葉の御宿、ニュージーランドをやめて長崎等。また全く旅行をやめてしまった人も、少したって同じ方面の海外をお申し込みいただきました。皆さん本当にありがとうございました。

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